こんにちわ。
発達障害のメンタルサポーター、宮田です。
あなたは日々、生きづらさの理由が何からくるものなのだろうか?
と、悩んでいませんか?
発達障害者の生きづらさの理由
発達障害の生きづらさには、
たとえば、
- コミュニケーションが取れない
- 仕事がうまくできない
- トラウマによるフラッシュバック
など、人によって様々ですが、おもに対人関係による「生きづらさ」を抱えている方が多いです。
それでは、最大の生きづらさは何だと思いますか?
それは、、
日々の生活に、安心感がないことです。
つまり、安心感を持てるサポーター(理解者)の存在が、身近にいないことなのです。
発達障害を抱えている方は、日々の生活でつねにストレスにさらされているので、
心の休まるときがない場合も多いです。
そのせいで、孤独感をもって悩んでいる人も多いんです。
それも無意識に。
どうせ誰にも分かってもらえない・・・。
そんな想いを抱え、無意識に疲れが蓄積していきます。
それが爆発したとき、二次障害として「うつ」や「統合失調症」を引きおこすのです。
さらに、ますます劣等感は大きくなり、どうせ自分は、
- 受け入れてもらえない
- 誰にも理解してもらえない
という孤独感まで出てきます。
そういった孤独感が「生きづらさ」をさらに加速させてしまうのです。
発達障害者に必要なのは、サポーター(理解者)の存在
そこで必要になるのが、サポーターの存在です。
サポーターとは、発達障害の特性を分かったうえで、あなたを理解しようと努め、
受け入れてくれる存在のこと。
サポーターには主に、
- 安心感を与え、受け入れてくれる
- 一緒に問題に向き合ってくれる
という、2つの役割をしてくれます。
くわしく、サポーターの役割についてご説明します。
【サポーターの役割①】あなたに安心感を与える
サポーターは否定ではなく、まず『受容』してくれます。
あなたの発達障害の特性を理解し、また大変さもよく分かってくれています。
前提として、受け入れてもらえている安心感があるからこそ、人は自分とも向き合えるようになります。
まずは、この安心感の土台が大切です。
サポーターは、あなたが不安になっているとき、また悩んでいるときにも、話を聞き、寄り添いながら相談役になってくれます。
【サポーターの役割②】あなたと一緒に問題に向き合う
また2つめのサポーターの役割として、あなたと一緒に問題に向き合ってくれます。
たとえば、
- コミュニケーションの問題を一緒に考えてくれる
- 仕事がうまくいく方法を一緒に考えてくれる
- トラウマに一緒に向き合ってくれる
といった風に、あなたに寄り添う相談者となり、誘導係にもなってくれるのです。
登山に例えるなら、ガイドさんをつけて頂上(ゴール)を目指すようなものです。
ガイドさんが付いてくれてるから、安心感をもって登っていくことができます。
これが逆に、ガイドさんがいない場合だと、どうでしょうか?
・こっちの道でいいのかな?
・とりあえず、あっちの道で行ってみよう
安全な頂上までのルートも分からず、場当たり的な判断で、彷徨うことにもなりかねません。
しだいに体に疲れが蓄積し、最悪の場合、夜がきて命の危険にさらされることだってあります。
ガイドさん(サポーター)がいないだけで、とても大きな差になることが分かりますよね。
同じように、発達障害の生きづらさを改善するうえでは、サポーターの存在は大きいと僕は考えています。
生きづらさを抱えているなら、ぜひサポーターを付けてください。
発達障害のサポーターがいない『生きづらさ』とは?
では、逆にサポーターがいない場合は、どのような状態になるのでしょうか。
以下で、サポーターなしで、生きづらさを抱えていた人の具体例を紹介します。
【事例1】職場で認めてもらえず、退職したAさん
職場でAさんは、発達障害の特性から、周りから陰口をたたかれていました。
発達障害であることを周りには伝えていませんでしたが、周りからは『発達障害者』『仕事ができない人』とみなされ、
陰口をたたかれていました。
結局のところ、上司からの理解も得られず、
・自分は認めてもらえない、受け入れてもらえてない
と、怒りが爆発し、退職されました。
【事例2】理解してもらえず、職場を退職したBさん
Bさんの場合、発達障害であることをオープンにし、周りに伝えていました。
周りは、理解を示してくれたのですが、結局のところ、全く理解してくれていませんでした。
当人の中では、伝えれたことで、理解してもらえたかのように錯覚していたのです。
しかし、Bさんが発達障害の特性により、怒られたり、責められたりする状況は変わりませんでした。
周りの人に悪気があるわけでもありません。ただ、伝えたところで、発達障害への理解がまったくなかったのです。
そのため、当人からすると、ますます劣等感が強くなり、
- 無気力になる
- 体調を壊す
などの状態が続いていました。
そんなときに当人が抱えていた思いは、
- 理解してもらない
- 認めてもらえない
という孤独感です。
発達障害であることを伝えるだけでは、周りは理解まではできません。
「それで、結局どうしたらいいの?」
と、相手は思ってしまいます。
ですが、発達障害の特性まで理解してくれる人は、なかなか職場にはいません。
結局、Bさんは転職を決意しました。
これらの原因は、身近に「サポーター(理解者)」がいないことが、生きづらさの原因になっているんです。
サポーター(理解者)をつくる方法
サポーターを作る方法について、お伝えします。
ここでは、市や行政が提供しているサービスをもとに、お伝えします。
支援機関のコミュニティに参加してみる
発達障害のプログラム・コミュニティに参加するというのも、ひとつです。
市や行政には、就労支援という形で、発達障害者のプログラムがあります。
同じように発達障害を抱えた人達がいるので、悩みを共感しやすく、信頼関係も築きやすいと思います。
そうなれば、お互いがお互いのサポーターになることもできるでしょう。
また、お互いの失敗・成功事例を相談し合うことで、生きづらさを改善しやすいかもしれません。
行政の支援機関に相談してみる
サポーターを作るというまでは難しいと思いますが、1人で悩んでいるくらいなら、
市区町村の発達障害支援センターも利用してみるといいでしょう。
発達障害の生活や就労に関する悩みにたいして、相談に乗ってもらえます。
(※市区町村によっては、電話口だけの対応の場合もあります。)
発達障害の特性を理解している専門スタッフが、悩み事に対してアドバイスを行ってくれたりもします。
まとめ
あなたには、安心できるサポーターが身近にいるでしょうか。
サポーターがいれば、やがて自分自身でも安心感を生み出すことができるようになります。
たった1人でもいいんです。
発達障害である自分の特性をしっかり理解して、認めてくれるサポーターがいれば、今より生きづらさは減ります。
そしてもし、あなたが1人で「孤独感」を抱えて悩んでいるなら、僕のカウンセリングに相談しにきてください。
まずは僕があなたの、サポーターになります。まずはそこから、一緒に始めていきましょう。