あなたは、会話が苦痛と思ったことはありませんか?
人と会話をしようと思っても、つい苦手意識がはたらき、
- 疲れる
- 面倒だ
と感じてしまう。
そう思っているのならあなたは、発達障害の傾向から『反芻思考』になっているのかもしれません。
反芻思考とは、ネガティブな感情を伴いながら、失敗体験をくり返し考えてしまうことをいいます。
発達障害の傾向があると、この反芻思考を持っているケースが多いです。
この反芻思考があると、人との会話での失敗を何度も頭で考えてしまいます。
そのため、自分から積極的に『会話しよう』とはなりにくいのです。
ではどうすれば、いいのでしょうか?
それはシンプルに、反芻思考を抑えることです。
反芻思考を抑えることができれば、友達の輪に入りやすくなります。
会話への苦手意識は反芻思考
この反芻思考があると、1度の失敗経験が30回、50回の経験になってしまいます。
反芻思考は思い出すたびに、精神的な苦痛を伴ないます。
たとえば、友達との会話で、
- 思ったことを、そのまま言ってしまった
- 上手い切り返しができなかった
発達障害の傾向がある人なら、
- なぜ、あんなことを言ってしまったんだろう・・!
- なぜ、あの時もっと気の利いたことを言えなかったんだろう・・・!
と自分への否定・後悔を伴いながら、頭でグルグル考えつづけてしまうのです。
つまり、実際的なネガティブ感情を感じてしまうため、脳内では1度の失敗が、30回、50回の失敗したという認識になってしまうのです。
これが反芻思考であり、発達障害の人にとっての生きづらさにもつながっています。
反芻思考がトリガーとなり、友達の輪に入っていくことを無意識に避けるようになってしまいます。
対策は反芻思考を抑えること
では、どうすれば反芻思考を抑えることができるでしょうか。
ここでは、自分でも簡単に行える反芻対策として、2STEPでご紹介します。
【STEP①】WHYではなく、WHATで考える
WHY(なぜ)ではなく、WHAT(なに)をすれば、会話が上手くいったのかを考えてみましょう。
たとえば、
『なぜ(WHY)、会話が上手くいかなかったんだろう・・・!』
とWHYで考えるのでなく、
『何(WHAT)をすれば、会話が上手くいったんだろう?』
WHATで考えてみます。
何(WHAT)で考えることで、具体的に次にどうすればいいのか?という思考に切り替わります。
そのため、反芻思考が減るのでオススメです。
【STEP②】具体的な対策をノートに書き出す
STEP①で具体的な対策がわかったら、その対策をノートに書き出しましょう。
ノートがなければ、ただの紙でも構いません。
たとえば、具体的な対策として、
- 思ったことを言うのはでなく、○○と答えればよかった
- ○○という質問をすれば、会話がスムーズにいった
というように、ノートや紙に書き出すのです。
具体的な対策を紙に書き出すことで、頭がスッキリします。
また、言語化して目で見える化することで、『次からこのようにすればよい』と脳が納得するので、安心感がうまれるのです。
その結果、かなり反芻思考が減ります。
発達障害の傾向をもってる私も、ときどき行っていますのでオススメです。
まとめ
ここまで、会話への苦手意識は反芻思考が原因になっている理由をみてきました。
また、具体的な対策として、
- WHY(なぜ?)ではなく、WHAT(なに)で考える
- 具体的な対策をノートに書き出す
という方法をご紹介しました。
1,2のステップを踏むことで、会話での失敗による反芻が大幅に減ります。
参考にしていただき、ぜひ会話への苦手意識を減らしていってくださいね。