あなたは普段コミュニケーションを取るうえで、
- どうリアクションすればいいのか分からない
- 何を話せばいいのだろう?
- 気の利いた返答の仕方が分からない
と、悩んだ経験はありませんか?
話したくないわけではないのに、どこか会話が気まずくなってしまう。
そのせいで、対人コミュニケーションがうまくいかないということにもなりがちです。
その解決策の1つとして、お伝えしたいのが『オウム返し』です。
返答がワンパターンになりやすいASD
たとえば、発達障害とされているASD(アスペルガー)の方は、会話が単調になることが多いです。
何か話かけられても、
- はい
- いいえ
- 分かりました
- そうですか
など、返答がワンパターンであることが多いのです。
たとえば、実際にあった私の職場での出来事をご紹介します。
ある日、私は上司と以下のように会話をしました。
- 上司:『昨日、俺、終電まで残業してた』
- 私:『はい。』
- 上司:『いやぁ、疲れたわ。』
- 私:『そうですか。』
- 上司:『・・・・。』
こういったワンパターンの返答が続くと、相手は自分の話に興味がないのかな?と感じてしまいます。
結果として、嫌われたり、あまり話かけてもらえなくなるということもあります。
オウム返しが会話を成立させる!
そこで私がよく使うようになったのが、『オウム返し』です。
ムリに気の利いた言葉を返そうとすると疲れますが、オウム返しは疲れづらいメリットがあります。
会話のあと、
- 気まずくなってしまう
- 気の利いた返事を言えなかった
といった後悔もなくなるので、そういったストレスを抱えている方には有効な手段だと思います。
オウム返しの具体例
会話の中でオウム返しがいいと分かったところで、実際に僕が体験した具体例をあげてみます。
- 上司:『俺、昨日は夜11時まで残業してた』
- 私:『残業だったんですね。』
- 上司:『そう。A社から●●の要望あったから、大変やったわ。』
- 私:『大変だったんですね。』
- 上司:『そりゃそうよ。イチからプログラム練り直してやなぁ。めっちゃ面倒くさかったわ』
- 私:『面倒くさいですよね。』
- 上司:『ほんま頭おかしい修正内容やで。A社の田中さんて普通に言ってくるけど~』
見てのとおり、オウム返ししているだけですが、先ほどよりは会話が成り立っているかと思います。
もちろん、ひたすらオウム返しだけだと、ワンパターンになりすぎるので注意が必要です。
でも、うまくオウム返しを会話の中におり交ぜることができれば、コミュニケーションはグッとスムーズになります。
まとめ
人は誰でも、「自分の話を聞いてほしい」という願望をもっています。
ですので、うまくオウム返しを使って、相手の『聞き役』になってあげることができれば、コミュニケーションは改善に向かうかもしれませんよね。
「会話が続かなくていつも気まずい・・・。」と悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。
コミュニケーションについて、もっと詳しく知りたい方は、下記よりお問い合わせくださいね。