小麦(グルテン)は摂取しない方がいいの?

ラーメンやうどん、パスタ、ピザ、クッキー。

小麦による食品は、どれもおいしいものばかりですよね。

 

しかし、小麦に含まれるグルテンを、摂り過ぎない方がいいと考えています。

特に、発達障害傾向のある人にはオススメできません。

 

グルテンとは、小麦やライ麦に含まれるたんぱく質の一種。

グルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が合わさってできたものをいいます。

 

今回は、なぜグルテンを摂り過ぎない方がいいのか?

その理由を5つに絞ってご紹介します。

 

グルテンを摂取することのデメリットを理解いただき、必要以上に摂取するのを控えるようにしましょう。

グルテンを取らない方がいい5つの理由

小麦(グルテン)を取らない方がいい理由として、以下の5つがあります。

  1. 腸内環境に負担
  2. 脳へも悪影響
  3. 中毒性による悪循環
  4. 血糖値(GI値)が上昇
  5. 代謝が悪くなる

理由①:腸内環境に負担になる

グルテンは、腸の消化活動の負担になります。

たとえば、グルテンが大量に含まれている、ホットケーキミックスを想像してもらえれば分かりやすいと思います。

 

ホットケーキミックスのドロドロは、台所で洗い流すのも大変ですよね。

それと同じことが、腸内でも起こっていると考えると、腸に負担があることが分かりやすいと思います。

 

特に、発達障害の傾向がある人は、もともと腸内環境が悪いというデータがあります。

そのため、発達障害の傾向のある方は、避けるべきでしょう。

理由②:脳へ悪影響

脳と腸は密接にかかわっているため、腸内環境が悪いと、脳に悪影響を与えます。

具体的には、

  • 記憶力が落ち、もの覚えが悪くなる
  • 情緒が不安定になり、うつ傾向になりやすい

といったことがあげられます。

理由③:中毒性による悪循環

小麦のグルテンに含まれるグリアジンには、中毒性があります。

つまり、グルテンを摂取すればするほど、もっと食べたくなるのです。

 

グリアジンとは、グルテンと同様、小麦に含まれるたんぱく質の一種です。

このグリアジンに、中毒性が含まれているのです。

 

そのため、食べるほどに食べたくなり、腸内環境が悪化するという悪循環になります。

理由④:血糖値(GI値)が上昇する

小麦は血糖値を上昇させる食べ物としても、知られています。

血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンが大量に分泌され、内臓に負担がかってしまうのです。

 

発達障害の人にとって、血糖値の上昇は抑えたいところです。

なぜなら、血糖値の乱高下によって、脳内の神経伝達(セロトニンやノルアドレナリン)などが、使われてしまうからです。

普段でも、脳内の神経伝達物質が少ない傾向にある発達障害者にとって、血糖値の乱高下は避けたいところです。

理由⑤:代謝が悪くなる

グルテンを含んだ小麦食品をたべた後は、腸の細胞粘膜が緩み、炎症を起こしやすくなります。

そのため、有害物質の排出ができなかったり、エネルギーの代謝ができずに肥満になってしまったり、といった問題が起こりやすくなります。

まとめ

グルテンを必要以上に摂取するのは避けるべきです。

その理由は、

  1. 腸内環境に負担
  2. 脳へも悪影響
  3. 中毒性による悪循環
  4. 血糖値(GI値)が上昇
  5. 代謝が悪くなる

以上の5つです。

グルテンは、たまに楽しみにする程度にとどめ、毎日のように摂取するのは控えるようにしましょう。